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- Date: Sat 18 03 ,2023
- Category » 賢い引っ越し術 > 本当に使える部屋探し・物件探し術
- Tags: 光インターネット インターネット回線 光回線 引っ越し
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【STEP:0】引越し先のインターネット環境の罠

【STEP:0】
引っ越し先のネット環境の罠(知らないと失敗する意外なアレコレ)
引っ越し先のインターネット環境、どうするか決めているでしょうか?
スマホ1台だけしか持っていなくてスマホの契約プランだけでネット利用に不便を感じたことがないという人なら別にいいですが、
動画をガンガン見たり、PCやタブレットなどを複数持っていたりして、
「ネット使い放題」の環境を用意しておきたいという人は、まず家(新しい引越し先)でのネット環境がどうなっているのか気にする必要があります。
「引っ越し先に付いてるでしょ」
とか
「新規でネット回線を契約しようか」
とか
「今使っているネット回線を新居(引越し先)にそのまま移転(引越し手続き)しようか」
とか
それぞれ考えていると思いますが、
引越し先のネット環境を確認するときに
結構、間違えてしまっていたりと意外な罠が多いので、ここで紹介しておきます。
できれば物件探しの段階で覚えておくとかなり役に立つ情報です。
先に結論
(全部読むの面倒だという人のためにざっくり結論をまとめておきました)結論(1)
物件情報(設備)で「インターネット無料」「インターネット完備」は選ばないほうがいい
結論(2)
前住居のインターネット回線の移転手続き(引越し手続き)は損するから新規契約にしたほうが得
結論(3)
一番おすすめの物件ネット環境は「光ファイバー対応」。
だが、結局は物件のインターネット環境は「不動産屋」か「大家さん・管理会社」にちゃんと確認したほうがいい
結論(4)
インターネット回線の申し込みは引越しの1ヶ月くらい前から申し込んでおくほうがよい。申し込んでからネットが使えるようになるまでに10日以上かかるため。
インターネットが「利用無料」「完備」物件はやめておこう
物件の「設備」情報に
「インターネット無料(利用料無料)」
「インターネット完備」
と書いてあるところは、できればやめた方がいい。
一戸建て(一軒家)なら気にする必要はありませんが、集合住宅(マンションやアパート)の場合はやめておいたほうがいいです。
その理由は以下で説明してあります。
簡単に言うと、
- インターネットのスピードが遅くなりがち。
- 料金的にも損をする。
- ついでに言うとこういう物件は、他のインターネット回線を自分で入れられないことも多いので自由度が低い可能性が高い。
「どうしよう!!もうインターネット無料(完備)物件に引っ越しちゃってインターネットも遅くて使いづらい!管理会社に言っても新しくネット回線を入れるの禁止って言われた!どうしよう!」ってな人も一応手段はあります。
home5Gなら工事しないのでこっちを使ってみればいいです。
→ 【ドコモhome5G】失敗しないための注意点&スムーズな申し込み手順
今のネット回線を引っ越し先に移転はだいたい損する
「現在住んでいる家で光回線を契約していて、その光回線を引越し先に移転手続き(ネット回線の引越し)」というのができます。
なので、
「引越し先のネット回線は、引き続き今まで使っていたネット回線を移転しよう!」
と思っている人がいるかもしれませんが、
これはだいたいおすすめできません。
現在の光回線は解約して、引越し先は「新規」で光回線を契約するほうがだいたい得します。
なぜなら、簡潔に言うと
- 手間は「移転手続き」でも「新規契約」でもほとんど一緒
- 移転手続き(ネット回線の引越し)といっても場所が変わると品質も変わるから本当にそのままの品質で引越しできるわけではない。
- 「新規契約」したほうがキャッシュバックも多くもらえて工事費無料キャンペーンもあるので金額的にもほとんどの場合で得する
- 引越し先住所でその光回線が導入不可だったらそもそも無理
といったことがあるからです。
より詳しい説明は、
賃貸物件のインターネット環境の見極め方
引越し先を探す時に物件情報(設備)で、インターネット環境については、
- インターネット完備
- インターネット無料(利用料無料)
- インターネット対応
- インターネット設備あり
- インターネット導入済み
- インターネット(要素の表記なし)
※例えば「光ファイバー」「光回線」「フレッツ光」「jcom」など単体表記のみ - 何も記載なし
パターンとしてはだいたいこの7パターンのどれかだと思います。
最初のほうに書いた通り、「完備」と「無料(利用料無料)」はやめておいたほうがよいので、
それ以外の5パターンがおすすめです。
その中の3つで
- 対応
- 設備あり
- 導入済み
というのは、部屋にインターネットがあるとみせかけてありません。
厳密には必ず付いていないとは言い切れませんが、
基本的には「インターネット無しの物件」です。
自分で契約して光回線を入れないとインターネットは使えない状態。
例えば、
光回線 対応
だと、
「光回線を入れてもいいですよ。」という意味で、部屋に光回線がすでに入ってますという意味ではありません。
「インターネットを部屋で使いたいなら自分で契約して光回線を入れてください。」
という意味です。
光回線 設備あり
光回線 導入済み
も同じです。
「建物までは光回線を入れてますが、各部屋まではつなげていません。光回線を使いたいなら自分で契約してください。」という意味です。
「建物までは工事が済んでいるのでもしかしたら工事費が安くなったり工事の手間が大幅に少なくなるかもしれません。」という意味です。
なぜこんな面倒な表記にしているのか
「対応」「設備あり」「導入済み」なんて分かりづらい表記、なぜこんなことをするのかというと、
おそらく、
部屋に最初っからインターネットが付いているように見せるダマシの効果を狙ってだと思われます。
何も知識のない人なら部屋に最初っからインターネットが入っていてすぐ使えるというのは良い物件のように見えるからです。
実際には入っていなくても、入っていると思い込んでくれたほうが契約してくれる確率が上がるので。
しかし現実では、
建物の部屋全部にインターネットを完備の状態で入れてしまうと、家賃か管理費をその分上げなければいけないので賃料が高くなってしまう上に、建物全部に同じインターネット回線を入れるとネット速度が遅くなりがちになってしまうので、今度はそれで入居者は不満を感じるということになってしまいます。
だから結局、
部屋にインターネットを入れないでおいて、借主が自分でインターネット回線を契約して部屋に入れてもらったほうが一番マシという状況になっています。
インターネット環境、物件情報に何と書いてあればいいのか?
いまのところ一番の正解は、不動産屋だったりその物件の大家さんや管理会社にちゃんと確認することですが、
「建物まで光ファイバー(光回線)が通っている状態」が一番いい物件です。
例えば、物件の設備情報に
- 光ファイバー
- 光回線 対応
- 光回線 設備あり
- 光回線 導入済み
みたいなのが書いてあれば良い物件です。
とりあえず、こういった書き方をしていれば
「建物まではすでに光回線を入れています」
ということです。

さらにもっと極めるなら、さらに確認することがあります。
「建物の中の回線はどうなっているのか?」です。
「建物まで」は、光回線ですが「建物の中から部屋まで」は光回線ではないことも多いです。
ざっくり3つのタイプがあります。
「VDSL・LAN・光配線」
この3つです。
もちろん光配線が一番良くて、その次がLAN、その次がVDSL。
これは、さすがに物件情報に載っていることはまず無いはずなので
不動産屋か、その物件の大家さんや管理会社に確認しないと分かりません。
「建物から各部屋へのインターネット配線はVDSL・LAN・光配線のどれになってますか?」
と聞けばいいと思います。
「何を言っているのかよく分からない」と返答が来た場合は、実際の部屋を見て確認する方法もあります。
光配線の場合は、部屋の中に『光コンセント』というものが普通のコンセントの近くとかに付いています。
分かりやすく「光」と書いていたり、小さい文字で「光コンセント」と書いてあるのでそれがあるのなら
建物から部屋へのインターネット配線は、光配線でしょう。
建物が光回線で部屋までの配線も光配線・光コンセントなら一番速くて快適なネット環境になります。
(※光コンセントが無いからといって光配線ではないとは限りません。)
しかし、
全ての人が好みの物件条件で、さらにインターネット環境も良い物件を選べるとは限りません。
設備の欄をみてもインターネット環境に関して何も書いていないところも多いです。
気になる物件はインターネット環境を確認しておくのが最善
色々と解説してきましたが、必ずしも物件情報に完全に正確なインターネット環境情報が書いてあるとは限らないので(そもそも厳格な表記ルールなんてないので)
インターネット環境(設備)については、
「不動産屋」か、またはその物件の「大家さん」か、「管理会社」に
"契約したら部屋に自分で選んだ光回線を入れるかもしれないのですが、光回線を入れる工事をしても大丈夫な物件ですか?
フレッツ光系とか、auひかりとか、NURO光など。"
フレッツ光系とか、auひかりとか、NURO光など。"
といった感じで聞いておくべきです。
そうすれば、返答として
「大丈夫です。個人で光回線契約して問題ありません。」
とか
「この物件はすでに◯◯光が建物に導入済みであとは◯◯光に契約すれば使えるようになる状態ですが、他の光回線を入れても大丈夫です。」
とか
「この物件はもうすでに◯◯光に限定しているので他の光回線を入れることは難しいです」
とか
はっきり確認ができるので、
「不動産屋」か、またはその物件の「大家さん」か、「管理会社」に
「とっとと聞く(確認する)」
が最善です。
インターネット回線の申し込みは早くしておいたほうがいい
引越し先の物件が決まったら、
家のインターネット回線は、できれば引越しの1ヶ月くらい前から申し込んでおくことをおすすめします。
なぜそんな早く申し込んでおくのかというと、
だいたい申し込んでからインターネットが開通(使えるようになる)まで最短で10日。平均は1ヶ月くらいかかってしまいます。
引越しシーズンなら本来1ヶ月だったのが申し込みが殺到していて2ヶ月かかったなんて話もありがちです。
工事の予約がなかなか取れないネット回線を選ぶと長いと半年(6ヶ月)かかったなんて話もあります。
さらにそれだけじゃないです。
例えば、光回線Aを申し込みました。
工事の予約をする必要があります。
工事の予約が最短で1ヶ月後だとします。
では1ヶ月後に工事業者が来ました。
建物を確認した結果、
「建物の構造上、光回線Aを入れるのは無理です」と言われて、1ヶ月待った末に申し込みがキャンセルされることもありえます。
そうなると、
また一から別の光回線を選んで申し込むことになります。
しょうがないから光回線Bを申し込むとします。
工事の予約が最短で3週間後で無事工事OKで開通したが、『結果1ヶ月+3週間』かかった。
といったことも起こりえるわけです。
工事の予約をする必要があります。
工事の予約が最短で1ヶ月後だとします。
では1ヶ月後に工事業者が来ました。
建物を確認した結果、
「建物の構造上、光回線Aを入れるのは無理です」と言われて、1ヶ月待った末に申し込みがキャンセルされることもありえます。
そうなると、
また一から別の光回線を選んで申し込むことになります。
しょうがないから光回線Bを申し込むとします。
工事の予約が最短で3週間後で無事工事OKで開通したが、『結果1ヶ月+3週間』かかった。
といったことも起こりえるわけです。
「でも大丈夫!」
「長くは待てない・急いでいる」という人ならあのCMとかでもやってる
家のコンセントに挿したらすぐに家のインターネットが使えるようになる『ホームルーター』っていうのがあるじゃないですか。」
「工事しないからすぐじゃないですか。」
→ 【ドコモhome5G】失敗しないための注意点&スムーズな申し込み手順
という声もあると思いますが、
結局これも10日ぐらいかかります。
申し込みます→申込書類を書きます→返送します→申し込み内容に不備が無いなら契約書類とホームルーターが送られてきます→ホームルーターを設定して開通
この一連の流れで結局10日ぐらいかかります。
つまり工事しなくても一週間以上かかるということです。
だからインターネット回線は早めに候補を決めておいて、早めに申し込んでおくことをおすすめします。
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