新着記事
- Date: Sat 07 07 ,2018
- Category » インターネット回線(光回線) > NURO光:ニューロ光
- Tags: にゅーろひかり フレッツ遅い 光遅い ニューロ光 ヌーロ光 ネウロ光 NERO光 NEURO光
- Response: Comment 0 Trackback 0
NURO光10ギガ・6ギガプランの知らないと後悔する7つの注意点

© Sony Network Communications Inc.
NURO光(ニューロ光)が10G(10ギガ)・6G(6ギガ)の新プランを2018年10月からサービス提供予定です。
通常のニューロ光のさらに3倍・5倍速いサービスです。
本当は2018年6月くらいからサービス開始の予定だったはずですが延期になったようです。10月もまた延期になりそうな気はします。勘ですが。
料金プランは、
NURO光:6Gs(6ギガ)サービス
月額料金:5,767円
工事費:6万6,000円
(※3年継続契約タイプにすれば、この6万6,000円は実質0円にすることが可能。)
NURO光:10Gs(10ギガ)サービス
月額料金:6,317円
工事費:6万6,000円
(※3年継続契約タイプにすれば、この6万6,000円は実質0円にすることが可能。)
月額料金:5,767円
工事費:6万6,000円
(※3年継続契約タイプにすれば、この6万6,000円は実質0円にすることが可能。)
NURO光:10Gs(10ギガ)サービス
月額料金:6,317円
工事費:6万6,000円
(※3年継続契約タイプにすれば、この6万6,000円は実質0円にすることが可能。)
といった感じになっています。
10Gbpsのサービスでも6Gbpsのサービスよりも550円しか高くないのでどうせ選ぶなら10Gでしょうか。
参考として通常のNURO光(2ギガ)は月額料金5,217円です。
月額料金が550円上がるたびにスピードのグレードが上がる料金設定のようです。
ですが、そのNURO光(ニューロ光)の10Gbps(10ギガ)・6Gbps(6ギガ)サービス、
ちょっと待ったほうがいいです。
ちゃんと中身を知っていないと、
通常の「2Gbps(2ギガ)のNURO光(月額料金5,217円)」と中身は全く一緒で、料金・費用面だけ高く支払ってしまうからです。
その知っておかなければ後悔する注意点が7つあるのでそれをご紹介しておきます。
【注意点1】
● 通常のNURO光(ニューロ光)よりも申し込める・利用できる人は限られている。
NURO光の10G(10ギガ)・6G(6ギガ)サービスの対象エリアは、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリア。
そして、
戸建て、5階建て以下のマンション
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリア。
そして、
戸建て、5階建て以下のマンション
通常のNURO 光
関東周辺(東京周辺地域)
東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城
近畿地方(関西地域)
大阪・京都・滋賀・奈良・兵庫
東海地方
愛知・岐阜・静岡・三重
九州地方
福岡・佐賀
と提供エリアが広くて、5階以上の建物でも申し込み可能(※階数制限はありません)
→ NURO 光のサービス提供エリア
【注意点2】
● 速度が速すぎてがほとんどの人には「意味がない」。
NURO光の本当の速度の話をします。
よくインターネットで表示されているスピードで1ギガサービスとか2ギガサービスなどの謳い文句を謳っていますが、これは理論上の最高速度なので自分の経験上、
絶対にそんなスピードは出ません。
あくまでも理論上では出る最高速度であって一般住宅・一般設備で出ることはありません。
では、実際にはどのくらいのスピードが出るのかというと、
だいたい最高速度の60%くらい出れば100点です。
平均では20%から30%が普通です。
通常のNURO光(2G)で計算してみます。
分かりやすく単位をギガ(G)からメガ(M)に変えます。
※1メートル(m)を100センチ(cm)に直すみたいなもんです。
2Gbps(ギガ)は、2,000Mbps(メガ)これが最高速度だと、
実際には400Mbpsから1,200Mbpsのスピードが普通だということです。
つまり6ギガ・10ギガはこの3倍・5倍のスピードが出るということです。
ここで本当の知っておくべき問題があります。
「インターネット、本当は1,000Mbps(1ギガ)以上のスピードはまず出ない問題」です。
一般のインターネットにつながる機器(パソコンとか)は最大で1ギガのスピードまでしか出ない仕組みになっています。
それが「1000BASE-T」というインターネットにつなぐために内蔵されているパーツの限界問題です。
世間一般のパソコンはほぼこの「1000BASE-T」というものが内蔵されています。
これだと1ギガ(1000Mbps)が限界速度です。インターネット回線が例えば2000Mbpsの速度が出ていたとしても1000Mbpsまでのスピードしか出ません。
スマホなどの場合は無線LANでつなぐので一般の無線LANであれば、11ac対応で全ての条件が揃った場合に限り最大1,300Mbpsです。
つまり1.3ギガ(1,300Mbps)が最大限界速度なので、それ以上のインターネット回線スピードがあっても最高速度は1,300Mbpsです。
ということは、
つまり、
現段階では世間一般で2ギガ以上のインターネット回線は速すぎて限界スピードに到達してしまうので2ギガ以上はほぼ無意味なのです。
NURO光の6ギガ・10ギガは2ギガのさらに3倍・5倍です。
3倍・5倍のスピードが本当は出るにも関わらず、実際には2ギガスピードと同じ程度のスピードしか出ないので無意味になってしまいます。
では、NURO光の6ギガ・10ギガは本当に意味が無いのかというとそうではありません。
それが次の注意点。
【注意点3】
● 専用の設備を買い揃える必要がある。
通常のままだと1000Mbpsから1300Mbpsが限界なのですが、専用のパーツなどの設備を買い揃えることで実測で6000Mbps(6ギガ)、10,000Mbps(10ギガ)のスピードが出せるようになります。
通常ではインターネット接続パーツは「1000BASE-T」ですが、これを10G対応の「10Gbase-T」ネットワークカードにします。
こんな感じのやつをマシン(デスクトップPC)に増設することで最大10Gのスピードを出せるようになります。(価格は1万円以上)
増設が可能なPCでないとできないのでノートPCなんかだとほとんど無理です。
そして、
インターネットケーブルも10G対応のものにします。
選び方は、LANケーブルのカテゴリー6a以上。できればCAT7以上(カテゴリー7以上)のLANケーブルを使います。
こういった6G・10G対応の環境を用意できれば、そのスピードの恩恵を受けられます。
スマホなどの無線接続(Wi-Fi)だと現段階では11acでプロゲーマーが使うような専門無線LANルーターを導入する必要があります。
これだと現段階で最高速度2167Mbpsです。
もちろん、使っているスマホやタブレットがその速度に対応しているタイプでないと恩恵はありません。(11ac対応だったりアンテナ4本だったり。)
【注意点4】
● キャッシュバックキャンペーンがない。
料金面でいえば当然通常のニューロ光よりも6ギガ(6Gs)は月額で約500円高くて、10ギガ(10Gs)は約1000円高い上に設備を揃えるとなるともっと出費が増えますが、それ以外にも価格面でのデメリットとして、10ギガ・6ギガは「キャッシュバックキャンペーン」がありません。
通常のNURO光だと、新規契約するとキャッシュバックで4万5,000円がもらえます。
・NURO 光
→ NURO光(ニューロ光)への新規契約・乗り換えの申し込み手順と注意点
しかし、6ギガ(6Gs)・10ギガ(10Gs)プランには今のところそういったものはありません。
月額料金は一見安めに見えますが、通常の2ギガ(2G)のNURO光のほうがキャッシュバックの金額分も入れれば実際には6Gs・10Gsプランよりもかなり安い。
【注意点5】
● 契約解除料が高い。
通常のNURO光(2G)だと2年継続契約でその途中で解約したら契約解除料9,500円がかかります。
(※これは他の光回線サービスとほぼ同じ金額)
しかし、NURO光(6G・10G)は、3年継続契約でその途中で解約したら
2万2,000円です。
条件も厳しいうえに金額も2倍以上高い。
【注意点6】
● 工事費の分割が5年と長い。
通常のNURO光(2G)だと、
4万4.000円(30ヶ月分割で全額割引)
仕組みは30ヶ月分割で毎月30ヶ月間工事費が約1,467円かかるけど、割引キャンペーンでその1,467円全額が毎月割り引かれるので毎月工事費は0円。
だから30ヶ月(2年半)利用すれば工事費は完全に0円で4万4,000円払わずに済むというもの。
例えば、NURO光を契約したけど1年(12ヶ月)で解約した場合、12ヶ月分(約1万6,000円)は割引されたけど残り18ヶ月分(約2万4,000円)は解約したら割引が無くなるので残金は全額一括で工事費2万4,000円として払わなければいけないといったシステム。
これが、
NURO光(6G・10G)だと、
6万6000円(60ヶ月分割で全額割引)
となっています。
通常のNURO光(2G)は、工事費4万4000円で2年半NURO光を利用していれば、完全に工事費0円で払う必要がなくなりますが、
NURO光(6G・10G)は、工事費が6万6000円でさらに5年NURO光を利用しなければ、完全に工事費を0円にすることができません。
【注意点7】
● 完全に別回線なので気軽に切り替えできない。
例えば、auひかりにも新サービスで10G・5Gサービスがあります。これは基本の1Gサービスに有料オプションで追加できるタイプ。
参照:auひかり10ギガ・5ギガ新サービスの知らないと後悔する注意点5つ
だからau光の場合だと「1Gから10Gに切り替え」「10Gから5Gに切り替え」など切り替え作業自体は楽なのですが、
NURO光は「2G」・「6G」・「10G」が完全に別々のインターネット回線になっているため切り替えたいと思ったら、一度現在契約しているNURO光を解約してから新規で別のNURO光を契約しなおさないといけません。
再工事する手間も発生しますし、契約期間が短いと多額の違約金も発生してしまいます。
「ちょっとお試しで2Gから6Gに。」「やっぱり必要なかったから6Gから2Gに。」といったような切り替えはできません。
【結論】
ただ速いインターネットにしたいなら通常のNURO光のほうがおすすめ。
通常のNURO光(2G)の総合まとめチェックリスト
体感的には2Gも6Gも10Gも通常利用なら結局、同じくらいの速さ。
だったら安い2Gを選んだほうがコストパフォーマンスが良い。
この10G・6Gプランが本当に便利だと感じる人は、大容量のデータのやりとりをする機会がある職業の人。
生データを取り扱う出版系の仕事もするカメラマンや映像制作を仕事にしている人などギガ単位のデータを送ったり受け取ったりする機会がある人。(ユーチューバーはたぶん必要ない)
それ以外の人だと「2Gじゃなくて6G・10Gを選んで良かった!快適になった!」と思う機会はほとんど無いはず。
ゲームのためにスピードが必要だと思う人も応答速度はネットスピードよりもPingの値の少なさが重要になってくるので別に6G・10Gで劇的に変わるとは思えないのでやはり通常のNURO光のほうが今のところおすすめです。
<関連リンク>
● NURO 光
→ NURO光(ニューロ光)への新規契約・乗り換えの申し込み手順と注意点
・NURO光(ニューロ光)の10G(10ギガ)・6G(6ギガ)新プランサービス
・auひかり10ギガ・5ギガ新サービスの知らないと後悔する注意点5つ
・【賢い引っ越し術】引越し先でインターネット(固定回線)の失敗しない選び方・契約手順
- 関連記事
スポンサーサイト