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約3万円で買えるノートPCクロームブック(Chromebook)は買いか否か
Googleのノートパソコン「Chromebook」。
3万円台で買えるノートパソコンでAmazonでも「Chromebook ストア
「Chromebook(クロームブック)」は、海外で大人気らしい。
参照ニュース記事:
・Googleの激安ノートPC「Chromebook」のシェアが急増、WindowsノートPCを脅かしている実態が明らかに
・Google Unseats Apple In U.S. Classrooms As Chromebooks Beat iPads
アメリカでのシェア、特に学校などの教育機関への販売台数が2014年時点でiPadを追い抜き、ついでに一般でも既存のノートPCの35%以上がすでにChromebookという状況らしい。
そんなアメリカで大人気のChromebook、買いなのかどうなのかを推察していく。
まず、
「Chromebook(クロームブック)」の特徴
・安い
・起動が速い(約7秒)
・セキュリティの強さ
・OSはWindowsでもMacでもなく「Google Chrome OS」
・基本的にネットを活用して使うパソコン
結論を先に言うと、
「節子、これノートパソコンやない、ノートパソコンの形をした使いづらいタブレットPCや!」
ということのようです。
安いノートパソコンだと思って買ってはいけません。
結構インターネットをうまく使いこなせる人でないと買ってはいけません。
基本的にあまり買うことはオススメしません。
あまり買うのをおすすめできない理由は、
・性能が低い。
・自由度が低い。Windows、Macのアプリ(ソフトウェア)は使えない。そしてネットにつながった状態でないとほとんど使い物にならない。
といった点から。
このクロームブック(Chromebook)にそっくりなヤツ、過去にもありましたよ。
昔あったけど今はほとんど無くなった0円パソコン(ネットブック)と特徴はほとんど同じ。
ネットブックとは、2〜3万円と格安もしくはネット回線と同時契約で0円でもらえるノートPC(ノートパソコン)。
基本的にネットを見る程度だけの性能にすることで安くすることを実現した主にネットを見る用のノートパソコン。
ではなんで今ネットブックはほとんど見かけなくなったのか。
ネットブックより優れたものが登場して駆逐されたからです。
安くて(1万円〜3万円台)、性能は低い、ネットにつなげて使うことが前提。でも画面をタッチしたりして使う事ができて初心者でも使いやすい。
そう、タブレットPCです。
だからChromebookを買うくらいなら
タブレットPC
値段も安くてChromebookよりも使いやすくて自由度も高いし。
ということになります。
じゃあ、なんでアメリカで大人気なのか?
値段?
でもiPad
アメリカでは教育機関向けのクロームブックは割引価格で約1〜2万円、iPad Airは約4万円らしいので値段も理由としては大きいらしい
でも同じGoogleのOSのAndroidタブレット
必ずしも値段が理由とは思えません。
耐久力?
繊細な作りのApple製品よりも中身がシンプルだからこそ多少頑丈っぽいChromebookが良さそうという決断?
ノートパソコンの形をしていてキーボードが付いているから使いやすい?
タブレット用のキーボード
もしかして、使いづらさ?
もしかしたら程よい使いづらさ(自由度の低さ)が魅力なのかもしれない。
iPadは自由度が高いのに比べてChromebookはまずネットをうまくフル活用しながらでないと使えない。
学校などで生徒に使わせる場合、あくまでも教育なので自由に全方位で使える必要はない。
必要な機能を必要なだけ準備・追加・削除できる
「必要なものだけの最小限の状態で利用できるという不便さ」
が逆にウケたのかもしれない。
アメリカ企業でもChromebookを導入するところが増えているらしく、自由度が高いパソコンだとパソコン操作に弱い人が何かやらかしてトラブルが発生する確率も高く、トラブルの原因を特定するのも大変なのに対して、Chromebookは目的に合わせて必要最低限の状態で使うのでトラブルも起こりにくく、起きてもトラブルの原因を特定しやすい。
中身もシンプルゆえにセキュリティも強いということがウケるのかもしれない。
英語圏だから?
あとは、Googleは当然アメリカの会社なのであらゆる開発はまずは英語ベース。公開するサービスも英語圏用なので英語圏のユーザーならGoogleのサービスをフルに活用できる環境も大きい。
日本だと日本語バージョンにローカライズしないといけないので提供されているサービスの量は当然少なく、日本語バージョンの利用開始も遅くなる。
つまり、
「利用目的が明確」でそれはネットにつながっていればその目的は達成でき、それ以外の用途ではむしろ利用できないようにコントロールできるネット端末を探しているならクロームブック(Chromebook)は買いなのでしょう。
とりあえず、世間一般の人には買うことはあんまりおすすめできないもののようですね。
メインではなく2、3台目のサブマシンとしてはアリなのかもしれませんが。
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